設計説明会で配布する資料 の巻 その2
- けんじ はらだ
- 2020年12月26日
- 読了時間: 1分

設備容量表は『諸元表』や『原単位表』などと呼ばれますが、内容は電気・ガス・水・換気の供給量や、区画に飛び込む各種配管やダクトのサイズ、区画の特徴など様ざまな情報を盛り込んだ資料になります。
まずは各種の供給量ですが、館全体の保持量には限りがあるので通常『供給量=区画面積×原単位(㎡あたりの供給量)』といった式で区画ごとに供給量を算出します。
原単位の設定は、その区画にどのような業種を入れるのか?によって変わりますし、高スペックの区画としてリースしたいのか、否か?によっても変わります。
飲食店舗を入店させたいと考える区画であれば、各種設備の供給量を多く設定する必要があり、結果、その区画は高スペック設備を有する区画になります。また低スペック区画では飲食店舗を入店させることができないので業種制限が生じてきます。
このようなことを考慮し原単位を設定するのですが、業界的には『たたきの値』といったものがあります。次回はこのことについてお話ししたいと思います。
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